栄養、美味しさ、それ「以前」の満福感

お友達のフードセラピスト・杉山映美子さんが腕をまくってふるっている南青山のOVEに行ってきました。

杉山さんとはお友達の自転車冒険家・西川昌徳くん繋がりで、このOVEも自転車(と釣具)メーカーSHIMANOのお店です。
なので、自転車を前面に出しているのかと思っていたら、なんとも素敵な素敵な奥ゆかしい佇まい。(気づかずに通り過ぎてしまいました。。。)

中に入ると、まずセレクトショップのようなスペースがあって、ダイニングスペースから奥の方に見えるこのキッチンまで、低い重心で心地よく広がる空間。

何より、このキッチン。

この普通のテーブルの高さ(低さ)の調理台を挟んで、同じ床レベル。
間仕切りとなる下がり壁も吊り戸棚もないから、
お店の厨房というよりも、杉山さんのキッチンに食べに来ましたよ〜、という感じ。

店員と客という立場より先にあるはずの、お互いに人と人という当たり前の事実を認めているような気持ち良さがあります。

今回お願いしたのは「たっぷり味噌汁と土鍋ごはん」という日替わりメニューで、この日の主菜は「夏野菜の揚げ浸し」。

食卓に置かれた瞬間、野菜の色どりに、目が釘付け。
一口いただくと、心も身体も内側から踊りはじめるような感覚になりました。

毎日その日の天候を考えて献立を決めているそうです。(食べてみて納得でした!)

最高に美味しかったし、すごくたくさんの種類の野菜が入っていて、栄養バランスも相当に良いと思うのだけど、
何か、それ以上 ー「以上」と言ってしまうと何かプレミアムな感じがしてしまうけれど、そういうのではなくて食事というものに本来ある基本的なもの、言うなれば「以前」ー のものまでちゃんと頂いてエネルギーに換わった、そんな満福感のあるランチでした。

また食べに来ますねー。