初めての出張撮影 基本ガイド

初めての出張撮影 基本ガイド

2018年8月14日
未分類

プロのフォトグラファーに転身して7年間、多様な現場を経験してきた視点から、一般の方が出張撮影を利用するにあたっての、フォトグラファー選びから、事前調整、当日の撮影、納品まで、安心して楽しんで頂けるためのポイントを簡単にまとめてみました。

① フォトグラファー選び

スタジオ撮影の場合は、決まった背景の前で、完全にコントロール可能な照明の下で撮影しますので、比較的安定したクオリティーの写真を撮りやすいのですが、出張撮影では、どこを背景に撮影するのか、当日の光(天気や太陽の向き・高さ)にいかに対応するのかという点で、フォトグラファーのセンスや経験からくる対応力、技術力が写真の出来を大きく左右します。

フォトグラファー選びの際には、作例写真からセンス(お客様の趣味・感性との相性)を、経歴から色々な状況に対応して必要ならば適切に照明を使える人なのかを読み取られると良いと思います。

また、カメラを間に挟みますが、あくまで人と人とのコミュニケーションですので、センスや技術の他にも、フィーリングが合いそうか、そして、個人でやっている方が多いので、撮影と納品まで安心して任せられる人なのか、安全なデータ管理をしているのかも判断ポイントかと思います。

加えて、スタジオや写真の会社に依頼する場合には、フォトグラファーを指定できるのか、サイトに載っている作例は本当にそのフォトグラファーのものなのかが、要注意ポイントです。

② 場所、時間選び

安産祈願をした神社であったり、思い出の場所であったりと、所縁を大切に場所を選んで頂けたらと思いますが、そういったものがない場合には、楽しみの一つとして、いくつか下見をして選んで頂くのが一番です。

どうしても決められない場合には、ある程度の希望や条件を明示してフォトグラファーに相談するのも良いと思います。目で見て感じた雰囲気と写真映えは違うこともありますので、フォトグラファー目線からの意見も参考になると思います。

時間については、できるだけ早めの午前と、季節によりますが遅めの午後(日が傾いてくる前)がおすすめです。太陽が高い時間帯は顔に濃い影が落ちてしまいやすく、経験のあるフォトグラファーはそれを消すためにストロボを最低限の適量で使うと思いますが、それでもやや不自然になりがちです。また、正午前後はご祈祷の混雑時間でもあり、記念写真の際などにも背景に他の方が写り込みやすくなります。そして夏場の昼間は暑いです^^

③ フォトグラファーとの調整

何時からご祈祷が始まるのか、お食事会が始まるのかなどのタイムラインや、ご希望の撮影内容をフォトグラファーに伝えていただくと、撮影時間のロスを減らして当日の撮影が行われると思います。また、タイムラインについてのアドバイスももらえるかもしれません。また、撮影後の色調整までしてくれるフォトグラファーもいますので、暖かい感じ/クールな感じ、フィルム写真っぽい感じなど、好みのテイストを伝えてみるのも良いかもしれません。

良い思い出を残すための参考になりましたら幸いです。