つくば周辺で七五三・お宮参り撮影にオススメの神社さん・お寺さん

つくば周辺で七五三・お宮参り撮影にオススメの神社さん・お寺さん

2021年9月15日
未分類

毎年、七五三シーズンが近づくと「どの神社がオススメですか?」とご質問頂くことがありますので、一度こちらにまとめてみます。これから七五三・お宮参りの出張撮影をご検討される方の参考にもなれば嬉しいです。

なお、近年は少数のマナーのないカメラマンのために、プロの出張撮影を禁止・制限する寺社さんもあり、その状況も毎年流動的になっております。ここでオススメさせていただいた寺社さんについても、実際に撮影が可能かどうかは「プロによる撮影が可能ですか?」と直接ご確認頂けますようお願いいたします。また、寺社さんは本来は撮影のためのロケーションではありませんので、日常写真館スマイルツリーではあくまで「お参り風景の撮影」としてさせていただいております。ご承知おきのほど、よろしくお願いいたします。

前置きが長くなってしまいましたので、さっそく発表します。
上から(おおまかな)オススメ順となります。

  1. 一言主神社(常総市)
  2. 一ノ矢八坂神社(つくば市)
  3. 笠間稲荷神社(笠間市)
  4. 櫻木神社(野田市)
  5. 雨引観音(桜川市)
  6. 筑波山神社(つくば市)
  7. 千勝神社(つくば市)
  8. 板橋不動尊(つくばみらい市)

この順は、天候、時期、時間、そして何を大切にするかによって変わってきます。
どのようなポイントがあるのか、プロのフォトグラファーとしての(やや細かい)目線から解説してみます。

眩しくなく、良い背景を入れられるか?

神社の本殿は、多くの場合、おおよそ南を向いて建っています。したがって、本殿を背景に入れた定番のカットでは太陽の側を向いて立っていただくことになります。少しでも眩しさを和らげるため、太陽を真正面に見なくて良いように斜めから撮影したりと工夫はするのですが、南向きに開けていたり(南側の空を遮るものがなかったり)、白い石畳が広がっていると、眩しくて目を細めた写真になってしまいます。晴天時を考慮すると、このような空間条件の寺社のオススメ度は下がってしまいます。

上に挙げた中では、板橋不動尊はかなり眩しい寺社にあたります。笠間稲荷神社、櫻木神社、雨引観音については、本殿を背景にしてしまうと眩しいのですが、本殿以外にも定番的なカットの背景として相応しい場所があり、眩しくないアングルで撮ることができます。板橋不動尊は三重塔を背景とすることもできるのですが、距離のとれない位置にある縦に長い形状のものは背景として相性が良くないなあという感触があります。

対して、一言主神社と一ノ矢八坂神社は、本殿の前に木々に挟まれた細長い参道がありますので、太陽が見えていてもそこまで眩しくなく、また太陽に背を向けて緑や紅葉を取り込んだ美しい写真も撮れます。

ほどよい広さのなかに、多様な撮影場所・アトラクションがあるか?

本殿背景の定番カットも大切に撮影しておりますが、それ以外のバリエーションや、本当に美しい背景、本当に楽しそうに・夢中になっているお子様の表情も撮影しています。そのために、程よい位置に緑・紅葉があるか、本殿以外に映えるものがあるかが重要になります。また、お子様の年齢、興味関心によりますが、お詣りを飽きずに楽しめるようなアトラクションがあると、撮影カットのバリエーションが増えるだけでなく、表情の良いカットの割合もずっと増えると思います。

この観点からは、一言主神社と一ノ矢八坂神社は先述の通り、緑や紅葉を背景に使いやすいですし、櫻木神社はケンケンパをする厄際落としの割石があったりして楽しいかと思います。一言主神社や櫻木神社には休めるベンチが良い場所にあり(変更があるかもしれません)、ご家族で和んでいる良い写真が撮れたことが多いです。また、笠間稲荷神社は、境内の外になりますが、門前通りなども楽しいかと思います。ただし、境内の中外ともに人出が多いため、他の方の写り込みは多いです。

千勝神社はよくご依頼を頂くのですが、本殿以外にそれらしい良い背景が見つかっておらず(ご存じの方はぜひ教えて下さい)、また、本殿は北向きであるものの、かなり開けているため、晴れの日はアングルが限定され、ロケーションとしてのバリエーションは少なめです。ちょっとした芝生スペースにベンチがあったと思います(現状についてはご確認ください)ので、そこで一休みしている一コマが撮れるかなと思います。

筑波山神社についてはかなり独特という実感を持っています。定番の本殿背景の撮影では、引いてとれない本殿真正面からは人物と巨大な本殿を良いバランスで収めることができず(そもそも人が多いです)、斜めからのみになるのですが、右手前には手水舎があるため、左斜め前からのみに限られます。また、秋の土日祝には七五三詣りの他、ハイキングの人出も多いため、「撮影順番待ち」「人波ができるだけ少なくなる待ち」が生じやすくなります。
また、境内はとても広いのですが、山の斜面にあるため、写真的に良い条件の場所が限られており、またその移動にも急傾斜の階段を上り下りする必要があります。

以上、写真的な都合から細かいことを述べてみましたが、基本的には縁のある寺社様でお詣り頂くのが一番と考えております。

他にも思い当たることがありましたら、随時、加筆修正していきます。
ご参考になりましたら嬉しいです。